映画『よみがえりのレシピ』

映画『よみがえりのレシピ』を観てきました。
ポスター
もってのほか
「もってのほか」という食用菊のプレゼントが。嬉しい♪


私が最近、「ほとんどの種が、国産でないのはおかしい!」と言っていたので、友人が、この映画を観るように薦めてくれたのでした。確かに、興味のある内容でした。
気候、風土、歴史、資源など地域の特色を活かしながら代々受け継がれてきた“在来作物“を守ろうと活動を続ける人々を追ったドキュメンタリー。市場の中で決して強者とは言えない在来作物をねばり強く育て続ける人たちの姿を通して、人間と食の関係や、地域社会に生まれる絆を描いています。

公開初日だったこともあり、渡辺智史監督の舞台挨拶もありました。「僕自身、山形県鶴岡出身であるにも関わらず、だだちゃ豆が山形の特産品であることを知らなかったんです。山形と言えば、在来作物があるということも。若い人に、もっと地元の食材に目を向けてほしいと思いました。」
「在来種は、ここ10年で激減しています。もう二度と食べることはできない。昔の人と同じものを食べることがでるということは、昔の人々と“感性”も共有できるということ。それができなくなってしまうのです。


映画の中で印象的だったのは、在来種を守ってきた農家の人たちが、みなさんご高齢で、「ただただ大切なもの」として先祖代々守り続けてきたということ。戦後の食糧難、現金収入もなかった時代に、食いつないでいくために欠かせなかったもの。冒頭で、おじいさんが、戦後の貧しいときの食事をいろりで作っていました。米が少ない分、大根をたくさん入れたおかゆ。野菜からしか、必要なビタミンやタンパク源やミネラルをとることは出来なかったと。
ああ、輸入種の野菜には無い、強い栄養価があるからこそ、食糧難の時代にも生き抜く活力を、在来作物はもたらしてくれたのかな、と思いました。

渡辺監督
渡辺智史監督

ロビーで渡辺監督に質問してみました。「つまるところ、メッセージは山形に来てほしい、美味しい在来作物を食べてほしい、ということでしょうか?」(もちろんそんなことではないと思いますが)
渡辺監督は、こうお答えになりました。「いいえ、私はただ、ひとりでも多くの人に、こういう現状を知ってもらいたいのです。」
そうですね、個人ができることをする。映画監督として、できることはそういうことですね。(世の中が)どうなってほしいと渡辺監督が思っているのか、それは話していただかなくても、映画をみれば分かります。



なぜ在来作物を守って行く必要があるのか ————。 この映画を観て、私なりに考えてみました。
まず、栄養価が高いこと。
二つ目は、その土地でしか食べることができない、地方色があることは、山形県民のみならず、全ての人にとって豊かなことだと思う。
そして3つ目に、輸入種に頼らずとも、できる限り国産で賄うことができれば、新たな雇用を生むとともに、安全で安心な食べ物が多く流通することになる。



今日は長くなりました。

ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」公式サイト↓
http://y-recipe.net/

渋谷ユーロスペースにて、ロードショー。 上映時間は、以下の通りです。
10月20日(土)〜10月26日(金)・・・10:00/12:00
10月27日(土)〜11月9日(金)・・・10:00/12:00/14:00
11月10日(土)〜11月16日(金)・・・10:00
これ以降の上映時間は、劇場までお問い合わせください。

テーマ : 実用・役に立つ話
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

nukaman

Author:nukaman
世田谷区在住 おかべなおえ
ぬか漬けの魅力を人から人へ、次世代へと伝える活動『ぬか漬けマラソン』を主宰。各所でぬか漬け講習会を開催しています! 漬け物研究家。
連絡先
nukadukemarason
@gmail.com

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