寺のおばんざい

妙心寺にある、東林院にて、精進料理を習ってきました。

東林院表玄関
表玄関。入ると、「宿坊と精進料理教室に御用の方は左へ」と立札が。

待っている間、お庭を拝見。ここは、沙羅双樹の有名なお寺なのですが、どれが沙羅双樹なのか、分かりませんでした。でも、とても美しい枯山水のお庭であることは間違いなく分かりました。

先客の中には「6月末ごろに沙羅双樹とお抹茶の会に参加して、とても良かったので、今度は精進料理に来ようと思っていたんです」という女性がいらっしゃいました。


教えて下さるのは、西川玄房住職。
始めに住職から30分間お話がありました(後述)。

次に1時間程かけてお料理。月代わりでメニューが変わりますが、この日は①豆乳そうめん ②炒り人参のピーナツ和え ③じゃがいものバターしょうゆ煮 でした。

ご住職のおっしゃっていた通り、まったく難しいことは無いのですが、いろいろ「へー、なるほどな」と思うところはありました。例えば無駄に調理用具を汚さず、たった二つの行平鍋で、煮たり冷ましたり炒めたり、いちいち洗わずに、タイミングを考えて使いこなしていくのです。
また肉魚を使わない代わりに、例えば味噌汁の野菜は炒め煮にすることで、コクが出てダシ要らず。 お手伝いの方がいろいろ教えてくださり、実際に作ったメニューの他にも、お膳にはたくさんのお料理が並びました。
精進料理いたた#12441;きます

精進料理完成形
「いただきまーす!」
キュウリもみ、万願寺のたいたん、かぼちゃ、生麩、オクラのたいたん、ご飯、お味噌汁、お漬物も加わって、なんて美味しいんでしょう!!
甘い、辛い、スパイシーなものと、味の変化があるので、飽きませんでした。


お寺の隣には畑があり、そこで無農薬の野菜を育ててらっしゃるご住職のお話は、なんだか親近感があり、しみじみと感じるものがありました。。。
『地産地消というけれど、難しく考えることはない。自分の居るところから半径30km以内くらいのところで採れた食べ物を食べるのが一番良い。人間も、そこにある自然と同じ元素で出来ているから。
自然を育ててくれる、地球や、それよりも大きなものに思いを馳せる。
食べ物を粗末にしてはいけない。全てのものは無駄にならない。無駄にしない=食べ物に限らず何でも活かすことに、とことん目覚めることじゃないか。命の犠牲を活かしてやる思いやり。
机も、水も、紙も。電気でさえ、山を切り開いてダムを作ったりして自然の営みの犠牲に成り立っていることを忘れてはならない。』


   命の犠牲を活かしてやる思いやり。 

確かにそうだ、と思いました。自然の”いとなみ”と”めぐみ”に感謝する心をもって料理するのが、精進料理なのだなあ、と思いました。

そう言えば、私のまわりで「虫嫌い」であることをおおっぴらに強調する人が多いのですが、むしろ恥ずかしそうに言うべきだ、と思いました。ものすごく虫が嫌いなくせに、「有機野菜」を欲しがる。これはおかしい!!
やはり人は土に触っていなければ。畑の野菜、そして虫や微生物も、人間と同じ元素で出来ていることを自覚しなければ。




禅寺で精進料理を体験する会・・・沙羅双樹の寺『東林院』にて、毎週火・金曜日 午前10〜午後1時
指導: 西川玄房住職  
    著書『誰にでもできる精進料理』(淡交社)
      『禅寺のおばんざい』(女子栄養大)

電話問い合わせ後、往復ハガキにて申し込み(〒、住所、氏名、年齢、性別、電話、期日、参加人数を記入)
費用: 3150円(材料、テキスト、和尚手作りの精進料理付き)
持ち物: エプロン、筆記具

テーマ : 料理
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

nukaman

Author:nukaman
世田谷区在住 おかべなおえ
ぬか漬けの魅力を人から人へ、次世代へと伝える活動『ぬか漬けマラソン』を主宰。各所でぬか漬け講習会を開催しています! 漬け物研究家。
連絡先
nukadukemarason
@gmail.com

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