アサツキ

この野菜、ご存知ですか?
あさつき

これは、「アサツキ」です。

先のブログでも取り上げましたが(http://nukaman.blog99.fc2.com/blog-entry-187.html)、日本の農家さんのほとんどが、種は別の業者から買ってくる。しかも、種を育てるのは海外の畑であることが多い。素人感覚では、「え~?!農家さんって、種を自分とこで採ってないんだ?!」と驚きました。

このことを知ってから、ずっと気になっていた私。
このアサツキを八百屋で買ったのは2月の終わりころ。パッケージには、こう書いてありました。

『 袖浦産庄内砂丘あさつきの紹介
あさつきは、古くからこの地域で種子を守り育ててきた貴重な野菜です。ビタミンB1、カロチン、リンなどが含まれています。しゃきしゃきした歯ごたえのとてもおいしい冬の野菜です。
天ぷら、野菜炒め、鍋物にも最適です。』


ここに書いてあることの価値を、知らなくて見過ごしてしまう人がたくさんいるんだろうな、と思いました。


もっと調べてみると、アサツキは地元で「キモド」と呼ばれ、昔から栽培されてきた伝統野菜。前年に掘り起こしてして養生させた種球(たねきゅう)を、8月中旬に畑へ移植し、翌年2月に雪の下から掘り起こす。その後ハウス内に伏せ込んで加温し、新芽を伸ばして出荷するそうです。

参考になるか分かりませんが、こんなサイトを見つけました。
『地方特産食材図鑑』
http://g-foods.info/zukan/
東京地方では、例えば「あおたで」「大蔵(おおくらだいこん)」「おくたかな」「亀戸大根」「しんとり」「練馬(ねりまだいこん)」「のらぼう菜」「八丈オクラ」「坊主(ぼうず)」「丸葉山東(まるはさんとう)」「芽カブ」「芽ジソ」 などが紹介されています。

このサイトで、単種ごとに見ていくと、「種子の入手先」という蘭があります。なるほど、「○○種苗」のように、種苗業者の名前が入っている野菜もけっこうあります。どうやって選定したのかは定かではありませんが、おそらく、種を入手して育てたい、という人に対してできるだけ確実な業者を親切に教えてあげているのでしょう。面白いのは、「譲渡不可」として、問い合わせ先の蘭に“外食企業への出荷の意向:無”なんて書いてあるものもありました。

そして、「自家採取」もちらほら、あります。ふと、気がついたのは、名前を聞いたことも見たこともない野菜ほど、「自家採取」率が高いのです。
そうか、これは当然か。そんなマイナー野菜をF1化したところで、種苗業者にとっては手間だけかかって利益にはならないから。



さて、アサツキの酢みそ和えを母がよく食卓に出してくれた季節は春先だったような気がするのです。冬野菜だったとは!・・・ちょっと季節感がズレていたかな?
先日もお店で見かけたので、買ってきてぬか漬けにしてみました。(右端がアサツキのぬか漬け)
あさつきのぬか漬け

あら、やはり(><、緑の部分は色が悪くなり、そのせいで美味しさも半減してしまうので、白い部分だけの方が良かったな、と思いました。長ネギにも同じことが言えます。白い部分だけを茹でて、ガーゼに包んで中のトロッとしたものがぬか床に出ないようにして漬けます。講習会に来てくださった男性のKさんは、長ネギのぬか漬けを出すとご夫婦で取り合いになる、なんて話してくれたのを思い出しました(笑)。

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ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

nukaman

Author:nukaman
世田谷区在住 おかべなおえ
ぬか漬けの魅力を人から人へ、次世代へと伝える活動『ぬか漬けマラソン』を主宰。各所でぬか漬け講習会を開催しています! 漬け物研究家。
連絡先
nukadukemarason
@gmail.com

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