九州の旅にて

この夏、念願かなって、とあるお店に行くことができました。

   福岡市中央区(博多)にある、ぬか漬け専門店『ぬか床 千束』。

千束全景

北九州地方では、ぬか床のぬかで魚や肉を炊く“ぬか床炊き(ぬか炊き)”が郷土料理としてあるんです。でも、作るのに手間ひまかかることや、今ではぬか床を持っていない家庭も増えていることから、このぬか床炊きは、残念ながら衰退の一途をたどっているようなのです。
そんな中、200~400年先祖代代受け継いできたぬか床を元に、ぬか漬け料理の飲食店と、ぬかどこ販売をしているのが、『ぬか床 千束』。

カウンター席
カウンター席は、お昼時ともなるとサラリーマンやOLさんでいっぱいに。

ぬか炊き定食全景
テーブルには、ボリューム満点の定食が!ランチではぬか床炊き定食2種類(サバor豚、しかも¥1,000!)しかなく、まさに専門店―――っ。

サハ#12441;のぬか炊き
サバのぬか床炊きは、ぬかの味や魚臭さは全く無く、柔らかく、甘辛くて美味しい!♪ぬかで炊くことで、保存性もアップするんですって。

千束のぬか漬け
ぬか漬けは、大皿に盛ってもらいました。主人:「ママのぬか漬けとはちがうけど、これも美味しい!」 あら、恐縮です(^^;) なにせ私がお手本にした千束さんのぬか漬けですから。。。 複雑なお味がしたので、我が家のぬか床にはいない微生物がいるなあ、と感じました。


店主と
店主 下田敏子さんと。別れ際、少しの間でしたけれど、熱のこもったお話を聞かせてくださいました。そして、『おばあちゃんの玉手箱』という、お母様(福永寿枝さん)のお料理のエッセイをプレゼントしてくれました。

 その中にある、短歌の一部をご紹介します。

   我も又祖先の教へ守りつつ  
           家に代々伝えたく思ふ

   ぬか床をまぜる娘の手を見ては
           昔のわれを思ひ出しつつ

   糟糠の妻となりたやこのぬか床で
           心ひきしめ吾を磨かん

   祖先より守り伝えしこのたから
           多くの人に分ちたく思ふ



私も、多くの人にぬか漬けの楽しさを伝えていきたいなあと、気持ちを新たにしたのでした。
とにかく美味しいので、博多に行く機会があったら、ぜひ立ち寄ってみてください!

ぬか床炊きの作り方は、また今度。



ぬか漬け専門店『ぬか床 千束』 
  福岡市中央区高砂2丁目9番5号 日赤通りに面しています。
  http://www.nuka-chizuka.com/

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

nukaman

Author:nukaman
世田谷区在住 おかべなおえ
ぬか漬けの魅力を人から人へ、次世代へと伝える活動『ぬか漬けマラソン』を主宰。各所でぬか漬け講習会を開催しています! 漬け物研究家。
連絡先
nukadukemarason
@gmail.com

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