敬愛なる クリーニング屋さん

地元世田谷には昨今、クリーニング店が乱立しています。またか!とあきれるほど、クリーニングチェーンが進出してきているのです。
そんな中私は、がんこ親父がやっている、クリーニング店『白央社』さんをずっとひいきにしています。シミがついたとき、この親父さんが納得するまで時間をかけて仕事をしてくれるので、2週間以上かかることもあります。コートの皮製のバックルが剥がれかけているのに気づいて、強力な接着剤を探してきて付けてくれたり。お客の名前を覚えていることと、お客が大事にしているお洋服が新品になって持ち主の元に戻っていくのを見届けることに、生きがいを感じているような親父さんです。

先日、親父さんに、白いウールのジャケットを持っていきました。食べこぼしなのか、胸のところにシミができていて、はじめは自分で取ろうとしたのでした。台所用洗剤を薄めてシミに塗り、その後石鹸をつけて叩いて、しばらく置いてみました。この方法は、良く雑誌などでも紹介されています。それでもダメだったので、漂白剤を付けてみました。すると・・・茶っぽくシミが余計目立つようになってしまったのです!
「あー、やっぱり漂白剤かあ。あれは激薬だから、生地がやけちゃうんだよ~。特にウールなんかはね。」と残念そうに親父さんは言いました。「でも・・・、やってみるか。」と。何か策があるのでしょう。

そして、今後のためにと、衣類のシミ取り法《裏ワザ》を教えてくれました。漂白剤は決して使わず、その代わり、ケガをしたときにつけて消毒する『オキシドール』(しゅわしゅわーと泡が出て非常に痛いやつ!)と、少しの石灰を混ぜてペースト状にして、シミに塗るんですって。少しして乾いたら、指でぽろぽろと取ってからぬるま湯で洗い流す。家庭ではこの方法が一番安全で、それでもダメならクリーニング屋に持っておいで、と教えてくれました。


考えてみると、支払いは先に済ませているので、時間をかて丁寧にやろうがやるまいが、クリーニング屋さんのもうけは同じなのです。それでも、いつも納得するまでやってくれる。こんな誇り高き個人商店を、私は応援していきたいです。
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実際にシミ抜きペーストを作ってレクチャーしてくれた親父さん。

テーマ : 実用・役に立つ話
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

nukaman

Author:nukaman
世田谷区在住 おかべなおえ
ぬか漬けの魅力を人から人へ、次世代へと伝える活動『ぬか漬けマラソン』を主宰。各所でぬか漬け講習会を開催しています! 漬け物研究家。
連絡先
nukadukemarason
@gmail.com

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