野菜鍋会

先週末、笑恵館で野菜鍋会をやりました。

野菜鍋会
昆布出汁と、干した大根やしめじ、キノコ色々、厚揚げ、人参、葉野菜、葛切り、味付けは質の良い塩と醤油だけ。
マクロビの先生律子さんが作ってきてくれた、しっかり火を入れたお惣菜は、お腹に優しく染みました。
私この日、マクロビ的な鍋を期待してたんです。しかしなんと!マクロビに鍋料理は無いんですって。「近いのは、煮込みうどんかな。調味料は、食材の中まで染み込ませるのが基本。タレにつけて食べると、塩分がダイレクトに胃腸にくるからね。」


柿の木の下で
昼下がりの笑恵館のお庭で、言い出しっぺ伊藤さん(みさっち)と。娘はシャボン玉が大好き。
太い幹が見えているのは、渋柿の木。「実を欲しい方はご自由にどうぞ」と立て札が。
「以前、ぬか床に渋柿を入れると渋が無くなるかなと思い、実験したなー。」と話すと、
「マクロビでは渋は強い陽性。だから陰性の酒(焼酎)を塗って中和するんだよ。」と律子先生が教えてくれました。


ハヤト瓜のぬか漬け
ハヤトウリのぬか漬けが好評でした!左下はブロッコリーの芯のぬか漬け。

ハヤト瓜
実家から送られてきたハヤトウリ。皮は剥かずに、縦に割って、種を取ってからぬか床に漬けます。
浅漬や炒め物に合いますよ。


ところで、ぬか漬けは、やはり陰性なんですって。塩自体は陽性なのですが、そもそも菌類やきのこ類は陰性なのです。味で言うと「酸味」も陰性なのです。
だから、食べ過ぎは体を冷やしますね。これからの季節は、ぬか漬けを食べ過ぎないことと、茹でた野菜をぬか床に入れることを心がけようと思いました(火を通すことで陽性に近づく)。


*陰陽とは・・・”宇宙の秩序”を理解する為に、日常生活で使い易い物事をはかる物差しに言い換えたのが陰と陽。
全てのこの世のものは陰と陽のバランスにより成り立っている。この陰陽を理解し、応用することにより、宇宙秩序に沿った自然な生き方ができる。

  ▽(陰):拡大、拡散する力
  △(陽):収縮、固まる力

陰陽は、あくまでも比較論。完全な▽△は存在せず、それぞれの比率により物事の状態が変化する。陰陽理論を用いて、崩れたバランスを中庸に戻す。




ずっと疑問に思っていたこと・・・。

息子がまだ2歳前、息子の周りの友だちが、私の漬けたぬか漬けをたくさん食べる様子を見ていたお母さんたちから、「うちの子、普段こんなに野菜食べないのよ!ぬか漬け教えて!!」と言われたことがきっかけで、ぬか漬けマラソンを始めたのでした。子どもって、どうしてこんなにぬか漬けが好きなのかしら??

その答えが見つかったと思いました。

つまり、子どもはすごいスピードで成長する=広がっていくイメージ=陽性  
だから、バランスをとるために陰性の食べ物を好む。
砂糖、ジュース、アイスクリーム、化学調味料!・・・・・・
それにぬか漬けも、陰性の仲間に入りますから。


もともとマクロビオティックは、明治時代の軍医・石塚左玄の食養正論を、桜沢如一が発展させたもの。
左玄の時代は「陰陽」はまだ唱っていなくて、食物に含まれるカリウム:ナトリウムの割合が5:1になるようにするのが良いとし、それが中庸の指数だった。それは人間の血液の成分割合だそうで、それと同じに近づけるのが健康になる、と考えられていたのだ。


いやー、奥深い食養の世界。

律子先生は良く言います。「私が習ったマクロビの先生は、とにかく動きが奇麗。手さばき、身のこなし、見ていてうっとりする。」

きっとそうだろうな、と思います。だって、律子先生のお料理の味だって、感動しますから!

やばい。すっかり感化されてます、ワタシ・・・。

いちごミルク

児童館の「おやつコーナー」で、添加物いっぱいのお菓子を、交換しながらパクパク食べる小学生たち。この光景を何度となく見てきました。
自分の子ども時代を棚に上げて言わせてもらえれば、これはかなりヤバい事態だと思います。

あぁ、あの頃の自分に、「そのお菓子がどうやってできているか、何が入っているか、知っているの?」と問うてあげたい。いいえ、今の私だって知らないカタカナ文字が、そこにはたくさん書き並んであったことでしょう。
だから、「安部司氏の食品の裏側講演と実験@児童館」を、できたらいいなあと思っているのです。もしくは、「10年経っても腐らないお菓子」をクリアケースに入れて、児童館の片隅に置いて、子どもたちの目に触れさせる、というのでもいいと思います。

児童館女性職員のRさんと友人からは、「親の考え方を変えなければ、子どもは変わらない」と言われましたが、私は、できれば、感受性の豊かな子どものときにこそ、”清涼飲料水の作り方”などの実験や、”ずっと腐らないお菓子”を目の当たりにして、心に強い印象を持って欲しいのです。しかもこうした実験は多くの人が面白いと思えるはずです。子どもの主体性や考える力は、こうしたちょっとした面白いきっかけで開花するものです。




児童館でそんな話をした翌日も、娘と一緒に児童館へ行きました。すると職員Rさんが、『食品の裏側—みんな大好きな食品添加物』(安部司著)を手に持って、「これ、読み始めました!とても勉強になります!」と言ってくださいました。

Rさん 「昨日は、保育園のお迎えを主人にお願いして、私が帰ってみたら、たまたま、冷蔵庫にいちごミルクのジュースが入っていたんです。娘がこれがいい!と言うから主人が買ってあげたそうで。たぶん初めてじゃないんです、これ買ってあげたの。

で、このジュースの後ろを見てみたんです。そしたら、、、知らないカタカナがずらっと並んで書かれていて、、、びっくりしましたよ。

しかも、、、、、冷蔵庫には、いちごも、牛乳も、買ってあるのに、ですよ!!」

と、そこまで言うと、Rさんはこみ上げてきた涙を拭きながら、「泣くとこじゃないですよね、、、」と、続けました。

わたし、娘に、いちごジュースじゃなくて、本物のいちごミルクを作ってあげたんです。そしたら、、、、娘が、「ママ、すっごくすっごく美味しい!!♪」 なんて言ってくれたんです(ここまで来たら、Rさんはもう、涙、涙、涙)。

ああ、私、忙しくて、娘に本物のいちごミルクを作ってあげたこと、なかったんだなあ、、、、って思って。」


確かに、働くママさんは、毎日時間に追われて、たいへんなことと思います。ましてや、我が子を保育園に預けて、他の子どもたちの相手をしている児童館職員Rさんのことを思うと、私も胸が苦しくなりました。

けれども、Rさんは、もう気付きましたね。気づくか気づかないかでは、大きな違いがあると思うんです。



さて、「食品の裏側講演と実験@児童館」企画は、到底無理な話なのでしょうか。こんな体験談を聞かせてくれたRさんでも、「児童館の主旨・目的は、子どもたちが楽しく遊ぶ場所、ですから、正直難しいかも分かりません。」とおっしゃる。

でも、Rさんは、とても前向きに考えてくださっています。「例えば、講演という形ではなく、普段の児童館のイベントや活動の中で、こっそり”気付き”になるようなヒントを入れ込む、とか。」

うん、うん、それもいいですね!!


それから、安部氏をお招きするのに、少なからずコストがかかることも分かりました(^_^;) ただ、安部氏のHPでは、「特別料金」として、『次世代を担う子どもたち、また子育て中のお父さん、お母さん方には是非に講演を聴いていただき、食育や健康について考えていただきたいと切望しております。
幼稚園や保育園、また一般企業以外の小団体の皆様などご予算と見合わない場合、ご相談に乗れる場合もありますのでご遠慮なくお尋ね下さい。なるべくご希望に副えるように考慮いたします。(他の団体との合同開催や交通費の折半などなど)』
という記述がありました。


何にしても、面白く楽しく、子どもたち自ら知りたいと思えるような仕掛け、切り口を見つけないと。

もちろん、児童館だけでなく、小学校でも取り組んでいきたいことだなあ、と思っています。

テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

小泉武夫先生の講演ー後編

前記事からの続きです。

⑤放射能問題

このテーマに入って直ぐ、「放射性物質が体内に入ったとしても、味噌を食べることで、有害物質はどんどん抜けていくことが分かってきたんです!!」と小泉先生は、いきなり、力強く、こうおっしゃいました。私は、お尻の下からゾクゾクっとして、歓喜の声をあげそうになりました。味噌や塩が良い、ということが言われているのはもちろん知っていましたが、それが立証されたとあれば、また小泉先生の口から直接聞けたというのは、とてつもなく大きな安心になったからです。

以下、ノートをまとめます。

小泉先生は、ご自身の著書『FT革命』(2002年6月刊)の中で、「IT革命の次は、FT革命(Fermented Technology)だ!」として、発酵技術が様々な社会問題を解決してくれる、と説く。ガンや難病、生ゴミ、環境、食糧・・・。実際、水質問題は、醗酵技術によってクリアできたし、生ゴミ処理でも目覚ましい成果が出ている(*1)。
そして今度は放射能問題も!!(この本の中ですでに原子力発電に異議を唱えておられる!)

小泉先生のご友人で、広島大学名誉教授の渡邊敦光(わたなべひろみつ)氏は、S48年から現在まで、放射線の生物影響に関する研究をされてきた。甲状腺や消化管への放射線影響を、米・英国の最先端で研究し、その結果、味噌の効果は多岐にわたって、実際に科学的に証明されはじめている。その内容を分かり易くまとめた本が『味噌力』(2012年3月刊)だ。

味噌力

味噌の研究は、長崎の病院で被爆した秋月辰一郎医師(*2)と看護士であった奥様の食生活や、診療経験の事例が発端になっている。被爆した後も、毎日ワカメの入った味噌汁を常食していたらしい。秋月さんは被曝しながらも89歳まで生き、奥様は未だにご存命でいらっしゃるようだ。たまたま長崎は塩蔵ワカメの産地であり、ヨウ素が豊富に含まれる海藻と、味噌の組み合わせが、長生きの秘訣だった。

原発事故の後、「放射性物質から体を守る食品——1日2杯の味噌汁が効く」と、渡邊教授の言葉は朝日新聞にも掲載された。

結論から言うと、免疫力が高いほど、体の浄化作用が働く、ということだ。
人間の最も免疫が高いときは、赤ちゃんのとき。母乳にはたくさんの免疫が含まれるからだ。赤ちゃんから成長していくと、毎日少しずつ体重が増える。これは新生細胞が増えるからで、この細胞もたくさんの免疫を作る。では成長が止まったころから、免疫はなくなっていくのか? 否、その後は、腸で免疫を作るように切り替わる!
人はみんなガン細胞を持っている。ガンを発病しても、NK細胞(*3)(=ナチュラルキラー細胞、生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)という意味) という免疫細胞が、がん細胞を一つずつ体当たりで攻撃するのだが、NK細胞が多く集まっているのは腸であり、腸を大切にすることで、NK細胞を活性化させることができる。

腸を大切にするには、
①繊維食品を毎日食べること
②腸内に住み着く菌をたくさん摂ること

→腸を刺激する→腸が運動する→腸が強くなる

小泉先生「これは大腸生理学の話になるけどね、腸を通るときに、悪い菌が繊維に吸着されて、(便になって)外に出てくる。これは面白いことに、磁石のマイナスとプラスのようだ、って言うんです。つまり繊維がプラス、悪い菌はマイナスだから、吸着される。残しておきたいビフィズス菌のような有用菌は、プラス。繊維は、、、例えて言うなら、テーブルに墨をこぼした時、雑巾でも新聞紙でもいいから拭うでしょ?そうすると、雑巾や新聞紙は繊維でできているから、よく墨を吸着するんです。酵素ジュースをいっぱい飲むより、野菜をいっぱい食べなさい。繊維だから!」

以上、小泉武夫先生の講座ノートでした。




(*1)・・・小泉先生がご親戚の土地を借りて福島県須賀川市に建設した巨大な生ゴミリサイクル施設では、微生物の力のみ(燃やさずに)、醗酵させることによって、生ゴミを肥沃な堆肥に変える。これによって有機農業ができ、その土で作ったトマトは水に沈む。建設費用は3億円かかったが、3年でペイできた。現在、三風(さんぷう)という会社を立ち上げ、運営しており、施設は拡大中。
三風HP→ http://www11.ocn.ne.jp/~heiwa/

(*2)秋月辰一郎(1916-2005)
1945年8月9日 長崎で、爆心地から1.4キロにあった浦上第一病院(現・聖フランシスコ病院)で被爆した医師。
著書『体質と食物』にはこう書かれています。「その時私と一緒に、患者の救助付近の人々の治療に当たった従業員に、いわゆる原爆症出ないのは、その原因のひとつは、「わかめの味噌汁」であったと私は確信している」


(*3)NK細胞についてはこちらに分かり易く解説されていました↓
http://special.nikkeibp.co.jp/as/health/ank2/


「1日2杯の味噌汁が効く」を取り上げた『AERA』2011年6月13日号についての記事
http://yukurinashi.blog.so-net.ne.jp/2011-06-17-2354

調べてみると、反論もあるようですね↓

「1日2杯の味噌汁が効く」に反論する記事
http://www.foocom.net/special/4379/

反論の論拠は、「動物実験だけで結論付け、人体実験をしていない」と言っていますが、長崎で被爆した秋月医師やその周りのスタッフ、患者さんたちにもワカメの味噌汁と塩を入れて炊いた玄米を日常食としていた、という事例は、まさに立派な人体実験じゃありませんか?と私は思います。例えばNK細胞については、英国の栄養専門誌に2010年、日本の研究結果が掲載されたけれども、その手法というのもこんなもんです↓


「山形県舟形町と佐賀県有田町に住む健康な高齢者計約140人を2グループに分け、8~12週間、一方にはブルガリア菌の一種である「R―1乳酸菌」を使ったヨーグルトを1日90グラム食べてもらい、もう一方には牛乳を1日100ミリ・リットル飲んでもらった。
その結果、両町とも、NK細胞の働きがもともと悪かった人たちがヨーグルトを食べると、働きが顕著に改善していた。さらに、摂取後の問診や血液検査などの結果、ヨーグルトを食べていたグループは、「風邪やインフルエンザにかかるリスク」の数値が、牛乳のグループの4割以下に減少していた。」
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=64948


何を信用するか。私は、永く残ってきたもの(経験値の高いもの?)、味噌とかぬか漬けとか、そういうものは、信用したいなあ、いえ、信用しているんです。

ただ、今回の話は、あくまで放射性物質を対外に出す、という話であって、自然界には残ってしまいますから、「じゃあ味噌とか醗酵食品を食べていれば原発を続けていっていいの?」というと、それは違います!もちろん断固、反対です。

小泉武夫先生のお話を聞いて、気付きや再認識がありました。ありがとうございました!!そしてこれからも、勉強していかなければ。

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小泉武夫先生の講演ー前編

今日は、東京農大のオープンカレッジ特別企画講座にて、小泉武夫先生『今こそ食の安全を!!放射能に負けない食生活』を受講してきました。

農大正門写真
農大の正門。11月1、2、3日には収穫祭(文化祭)を控えているので、右手には資材が。大きなイチョウの木が、銀杏をたくさん落としていました。

さて、食の安全、というテーマの内容は、
① 日本型食生活の激変
② 食料自給率の低下→輸入食品、食の安全性(日本の農・水産業の弱体化)
③ 食品添加物の安全性
④ 国際的諸問題→バイオエタノール、遺伝子組み換え
⑤ 放射能問題

についてでした。
このうち、先生が重きを置いていた、①、②、⑤について、ノートをまとめてみます。
長くなるので、今日は①と②だけ。とても面白い話でしたので、お時間のあるとき、読んでみてください〜。


①日本型食生活の激変
日本は、この60年間で、肉の使用は3.7倍、油の使用は4.4倍になった。この急激な変化が、生活習慣病の増加を引き起こしたことは明確である。同時にミネラル不足(30%減)から、「キレる」、暴力などが社会問題となってきた。
現在の長寿1位は、男女とも長野県。一昔前は、沖縄県だったので、そのイメージが強いが、実は沖縄は米軍基地が出来て(1945年/S20年)から食がアメリカ化し、日本全国の中でも、肉の摂取量最大、野菜の摂取量最少で、長寿ランクでは30位(男性)である。肉のタンパク質(R−NH2)n は、魚や大豆のタンパク質とは異なり、体の中で酸化すると(R−NO2)という発がん性物質になる。だから、“抗酸化”ということが言われ出した。

小泉先生「この状況から、沖縄の若者を救わなくては!という思いから、私は琉球大学の客員教授をやっとるんです。いったいどんな食生活をしているんだろうと調査していくと、ほんとに驚きますよ! 年配の人でさえ、朝からランチョンミートが当たり前に入ったゴーヤチャンプルー、パン、コーヒー。女の人は、「タコスライス」っちゅうもんが好きですねえ。私は聞いた時、「ほほう、沖縄の人は酢ダコを食べるのか、と思いましたけど(笑)。こんなもんが、体に良い訳ないですね。肉を食べるな、と言ってるのではないですよ。野菜(繊維)もたくさん摂りなさいよ、ということです。それと調理法。90歳を超えたおばあたちの中には、昔ながらの正しい調理法を知っている人もいます。例えば、、、白身魚を煮てほしいと頼んだら、きれいな海水を汲んできて、それだけで煮るんです。ミネラルいっぱいの、塩水で。それの旨いことと言ったら!!調味料っていったい何のためなんだ?って思いましたね。それからラフテー(豚バラ肉の旨煮)も、お土産売り場なんかで売ってるのは油がどろっと出てくるでしょう?おばあの作るラフテーは、(写真を見せながら)こんなさっぱりしたものなんです。ちゃんと体に良い調理法を知っているんです。」

その昔、琉球王朝は、シャムや中国と同盟を結び、向こうの「医食同源」「薬食同源」という考え方を取り入れて、正しい食生活を送っていた。肉は少しで、野菜をたっぷり。こうした食生活は、沖縄本島ではめっきり無くなってしまったものの、鹿児島県徳之島と奄美諸島では、調査をしたS36年のころと、現在でもほぼ同じ食べ物を食べているため、世界的に見てもビックリするくらいの健康体・長寿地域(延命ではなく、未病)となっている。この地域はもずくの産地である。また、薩摩芋の芋づるを、ずいきのようにして食べるのだが、これがものすごく免疫力を高めるのだとか。

問題にすべきは、この食生活の激変ぶりである。それは、遺伝子に逆らった食生活では、体がおかしくなってしまう、ということ。遺伝子には2種類あり、ひとつは《民族の遺伝子》・・・日本人が共通して誰もが持っている遺伝子。顔が欧米人とは違うのは、このせい。もうひとつは《家族の遺伝子》・・・家族で共通して持つ遺伝子。これからは、民族の遺伝子が、重要な課題になってくるであろう。
日本人という民族は、古来より、[根茎、菜、青果、山菜・茸、豆(大豆)、海藻、米・麦・雑穀]という7種の植物を常食してきた、究極のベジタリアン。江戸時代、病を患ったときの薬と言えば、豆腐と納豆を入れた味噌汁(納豆汁)がメジャーだった(今の食事に置き換えると、肉スープに、肉、肉、を入れて、ものすごい精力をつける食事だ(笑))。日本人は、動物に対して情を持ち易い。日本人にとって、動物は、一つ屋根の下に住む家族だという認識が強く、牛馬をたやすく食べることはなかった。串本などの捕鯨港では、取った鯨の1頭1頭に、戒名をつけているという。


②食料自給率の低下→輸入食品、食の安全性(日本の農・水産業の弱体化)
現在、農業の平均就労年齢は、68歳。水産業は、62歳である。埼玉県とほぼ同面積の39万8千ヘクタールの土地が、放置田畑となっている。この状況を変えるための、画期的な小泉提案———「若者を、再生の担い手に」。日本全国500の市町村に、それぞれ50人の若者(学生、会社員)を送り込む。授業はネットで遠隔でも可能。その間の学費、交通費、宿泊費の一部も国が負担。年間500億円で済む試算であり、農水省の予算内に軽々と収まる。琉球大や鹿児島大の学生たちにアンケートをとったところ、7、8割の学生たちが、そんな制度があったら、「ぜひやってみたい」と答えたそうだ。この制度によって、農業を復活し、自給率を高め、愛国心も芽生える!
食料自給率を上げないと、今後日本は食べ物が確実に無くなってくる。世界的な異常気象によって、輸入をストップする国が出てくるからだ。また当然、輸入食品の安全性も考えないといけない。水産量は、かつては世界最大だった日本だが、今は私たちの食べる魚の半分は、外国から入ってきている。(昔は根室、八戸など大きな漁港が津々浦々にあったが、今や最大の港は成田空港!)チリ産の安い鮭は、回遊しない養殖のせいで、病気になり易い。鮭の病気を防ぐために大量の抗生物質が投入される。それが残留して一時輸入ストップになったこともあるが、消費者は安さに目がない。しかし、ほんとに美味しい国産天然の鮭を買うことは、フードマイレージや質を考えても、また生産者存続の意味を考えても、少々高い値段を払う価値がある。



以上、小泉先生の講演内容をまとめてみました。あくまで自分のノートとして記録したいと思いましたので、間違っている部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。
明日は、⑤について書くつもりです。

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プロフィール

nukaman

Author:nukaman
世田谷区在住 おかべなおえ
ぬか漬けの魅力を人から人へ、次世代へと伝える活動『ぬか漬けマラソン』を主宰。各所でぬか漬け講習会を開催しています! 漬け物研究家。
連絡先
nukadukemarason
@gmail.com

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