市販のぬか床について
もう少しで関東も梅雨入りでしょうか…。
さて今回は、市販されているぬか床は美味しいのか?について私見を書きます。
あくまでも私個人の見解なので、ご理解ください。

こちらの商品を3月20日に購入。常温に陳列されていました。
原材料は、米ぬか(国産)、食塩、米糀(国産)、唐辛子(国産)/酒精 とあります。
まずここで「酒精」とは、エタノールやエチルアルコールと同じもので、それらの日本語名称が酒精だそうです。
酒精は要はアルコールのことなので殺菌に使用される、食品添加物です。
また酒精には、発酵を止め、二酸化炭素(炭酸ガス)の発生を抑える効果があります。
ぬか床は本来時々刻々と発酵していくものですが、これを商品化する(すぐに消費者に届かない場合)となると、
・発酵を抑える
・ほぼ真空パック状態で売る
という条件が確かに必要かなと思いました。
ですから、使い始めてみると、とにかく塩辛い!そして発酵していない!
塩分濃度が高いことも、雑菌の繁殖を抑えるために必要な条件。
なるほど、「一夜漬け」とうたっているのも納得がいきます。
これは、まだ発酵していない段階のぬか床です。
ぬか漬けを食べたことがない人がこれを食べたら、ぬか漬けとはこういうものかと思ってしまうでしょう。
とはいえ、発酵していないうちは塩漬け野菜として楽しんでも良いでしょう。
我が家のパックぬか床は、冷蔵庫保管で1か月ほどすると、ようやく発酵してパック容器が膨らみました。
膨らんだら、ガスを抜いて、よく混ぜておきます。
一度、膨らんだ勢いで口が開いてしまい、上澄み液が漏れてしまったこともありました。
現在3か月近く続けていますが、まだ塩辛さはあるので一度も塩を足したことはありません。ぬかは1回だけ足しました。
◆ 自前のぬか床との違い ◆
・一般的な容器に比べて空気が少ないので、嫌気性の菌が繁殖しやすく、どっしりとした深い香り
・粘性が強いように感じる → 手に着いたぬかの臭みがなかなか取れない
・時間のないときは野菜を入れればOKなので助かるが、美味しく保つためには手を入れてぬか床の底から上へひっくり返したり、容器内部の壁についたぬかを落としたり、しばらく(5分程度)口を開けて空気を入れてあげると良さそう(二日に一回は袋をあけ、外から袋をもんでぬかみそ内部に空気を入れてください、と記載)
・容量が少なく外気の影響をうけやすいため、冬以外は冷蔵庫保管が良さそう
というわけで、現在のところの結論。パック容器ぬか床は、
〈味〉自前のぬか床の方が勝っている
〈手間〉空気を入れて袋の上から揉むなど手間がかからないわけではない
〈手軽さ〉容器とぬかを買わなくても始められるという手軽さはある。
やがて自前のぬか床と差がない味になるのでしょうか。手入れをしている人が同じならその可能性はありますよね。
実験は続きます…
さて今回は、市販されているぬか床は美味しいのか?について私見を書きます。
あくまでも私個人の見解なので、ご理解ください。

こちらの商品を3月20日に購入。常温に陳列されていました。
原材料は、米ぬか(国産)、食塩、米糀(国産)、唐辛子(国産)/酒精 とあります。
まずここで「酒精」とは、エタノールやエチルアルコールと同じもので、それらの日本語名称が酒精だそうです。
酒精は要はアルコールのことなので殺菌に使用される、食品添加物です。
また酒精には、発酵を止め、二酸化炭素(炭酸ガス)の発生を抑える効果があります。
ぬか床は本来時々刻々と発酵していくものですが、これを商品化する(すぐに消費者に届かない場合)となると、
・発酵を抑える
・ほぼ真空パック状態で売る
という条件が確かに必要かなと思いました。
ですから、使い始めてみると、とにかく塩辛い!そして発酵していない!
塩分濃度が高いことも、雑菌の繁殖を抑えるために必要な条件。
なるほど、「一夜漬け」とうたっているのも納得がいきます。
これは、まだ発酵していない段階のぬか床です。
ぬか漬けを食べたことがない人がこれを食べたら、ぬか漬けとはこういうものかと思ってしまうでしょう。
とはいえ、発酵していないうちは塩漬け野菜として楽しんでも良いでしょう。
我が家のパックぬか床は、冷蔵庫保管で1か月ほどすると、ようやく発酵してパック容器が膨らみました。
膨らんだら、ガスを抜いて、よく混ぜておきます。
一度、膨らんだ勢いで口が開いてしまい、上澄み液が漏れてしまったこともありました。
現在3か月近く続けていますが、まだ塩辛さはあるので一度も塩を足したことはありません。ぬかは1回だけ足しました。
◆ 自前のぬか床との違い ◆
・一般的な容器に比べて空気が少ないので、嫌気性の菌が繁殖しやすく、どっしりとした深い香り
・粘性が強いように感じる → 手に着いたぬかの臭みがなかなか取れない
・時間のないときは野菜を入れればOKなので助かるが、美味しく保つためには手を入れてぬか床の底から上へひっくり返したり、容器内部の壁についたぬかを落としたり、しばらく(5分程度)口を開けて空気を入れてあげると良さそう(二日に一回は袋をあけ、外から袋をもんでぬかみそ内部に空気を入れてください、と記載)
・容量が少なく外気の影響をうけやすいため、冬以外は冷蔵庫保管が良さそう
というわけで、現在のところの結論。パック容器ぬか床は、
〈味〉自前のぬか床の方が勝っている
〈手間〉空気を入れて袋の上から揉むなど手間がかからないわけではない
〈手軽さ〉容器とぬかを買わなくても始められるという手軽さはある。
やがて自前のぬか床と差がない味になるのでしょうか。手入れをしている人が同じならその可能性はありますよね。
実験は続きます…